GMOインターネットのConoHaにおいて、いきなり沢山のインスタンスを使おうとすると、インスタンスが作成出来ない制限がある事がわかった。
その場合、コントロールパネルでは以下のようなエラーが表示される。

2019-06-26 (3) - コピー

この場合、お客様センターに問い合わせをし、必要リソースを宣言すると、リソースが確保可能な場合は上限緩和をして貰える。
ConoHaの上限緩和申請

ConoHa VPSにおいて、大量のインスタンスを使用する場合、事前にサポートに使用するプラン/台数を宣言する必要があるようである。
まるでAWSの上限緩和申請であるので、これを上限緩和申請と言ってみる。

筆者が問い合わせたときは、サポートより以下のフォーマットを頂戴し、記入した。
希望プラン:Windows Server 16GB
ご希望インストールイメージ:(例)Remote Desktop 2019
追加希望台数:

複数のプランがある場合には、各プランごとに必要な
台数をお伺いできますと幸いでございます。

  物理的なリソース状況を確認した上で、アカウントに対し最大インスタンス数が許可されるようだ。
「ConoHaのリソース状況に応じて適宜変更している為、現在のインスタンス数の上限は開示していない」とのことである。

併せて、きっとクラウド破産(座敷童への貢ぎすぎによるもの)を防ぐ意味合いもあるのであろう。

512MBプランの場合でも、新規アカウントでは最大5インスタンス程度のようである。
筆者は512MBプランを常用するので、こちらも併せて上限緩和を行った。

サポートにSLAは無いが、申請が通った後翌営業日くらいには反映して貰えるようである。
急いでいる場合は電話サポートも使ってみると良いかも知れない。

検証目的の場合の上限緩和申請
検証目的の場合、柔軟にリソースを使用する必要があるので、あらかじめ検証目的である事を伝えた上で、必要なだけのインスタンスを宣言をしよう。

・Windows Server 全イメージ
・8GB-64GB全プラン
・最大2インスタンスを使用

・・・たぶん、使い終わったら検証終了に伴う連絡をした方がいいのかも知れない。
いくら物理で殴るにせよ、おっさんにも限界はある。

上限緩和された

無事にWindows Server 2019 64GBインスタンスが2本起動した。
2019-06-27 (4)



ことのあらまし

ちょっとした野暮用で、Windows Server 2019上でOBSを回す用事が出来た。
「VPS上でストリーミングのエンコードさせると、やっぱり遅延とか少なくていいよねー」なんて、気楽に思ってみただけである。

実際、RDP経由でOBS操作したところで、手元の帯域など大して使わないのである。
ありがたい話だ。

RDPのセッションが落ちると惨事といえば惨事だが、とりあえず気にしない。
本気で運用するなら踏み台くらい作るよ。

しかし、検証時Windows Server 2019インスタンスを、4GBプラン(4C/4GB)までしか作成する事が出来なかった。

結果、エンコード設定を思いっきり落としても、4Cギリギリ使い切ってしまった。
エンコーダのチューニングをする前は、エンコーダがCPUリソースを使いすぎてRDPが使えなくなった。

2019-06-26 (8)

適当に3時間くらい回してみたが、ドロップフレームは無いにせよ、やはり画質が悪い・・・()
H.264エンコーダは、やっぱりCPU喰うなぁ。。。

この状況でのエンコーダ設定は、以下の通りである。
・コーデック:H.264
・720p 1440kbps
・44.1k 2ch 160kbps
・モード:ultrafast
・ソース:ウィンドウキャプチャ 3画面・静止画像1枚・音声1ソース
・配信先:youtube live

検証時、一応安定して3時間動作したが、ソースの数が多いと明らかにスペック不足である上に、画質はかなり悪くなる。
キャプチャするアプリケーションにもCPUリソースが必要なので、これ以上のリソースを与えると落ちる可能正は非常に高いと思われる。

おそらく、普通にOBSを動かすには8C程度は必要なのかも知れない。
参考までに。

おわりに

1時間幾らで大きなリソースを貸してくれるConoHaには、頭があがらない。
きっと、小さな胸を躍らせて、今日も元気に座敷童業をしているのだろう。
ああ、今日は梅雨らしい曇り空だ。
今日もこのはちゃんは清楚かわいい。