いや、このはちゃんの中のインフラが…という話ではなく、普通にインスタンスとしてCisco IOS(x86版仮想ルータ)を動かしてみた備考録です。
結果としてルータOSは上がりますが、シリアルコンソールを取る事が出来ず断念となりました。 

■興味本位だった。後悔はしていない。

今回、以前Ciscoが配布していたデモ版のIOS「Cisco XRv 5.3.0 デモ版」を試用しました。前にバイナリだけダウンロードしてて、ストレージに塩漬になっておりました。
ふとした興味本位でVMWare Workstation Player上ではとりあえずターミナルには乗り込めたのですが、ConoHaの仕様とマッチしない為、バイナリは乗るけど環境的に動かない、という状態です。

注)今回のConoHa上での動作確認は、全てのネットワークインターフェースをshutdownしている状態でのお話です。場合によってはデータセンタがダウンする可能性のある行為ですので、危険性をわかっている専門の方以外にはこのような試験はオススメできません。

■ConoHaが期待している要件

シリアルコンソール:38400bps(固定) データ8bit ストップ1bit パリティなし フロー制御なし
NICの要件:Virt-IOをOFFで、e1000ドライバになる。(仮想IntelPro1000 NIC)

■Cisco IOS XRv仮想マシンが期待する環境

シリアルコンソール:9600bpx(GRUB)115200bps(IOS) データ8bit ストップ1bit パリティなし フロー制御なし
NICの要件:e1000ドライバ

調べた限り、シリアルコンソールに関する設定がまるっと削られており、シリアルケーブルをロールオーオーバーで直結しても上手く表示されない場合もありました。
VMWareWorkstationPlayerだと、適宜ボーレートを判断してtelnetでリピートしてくれて楽ですね。
こちらを参考にしました。
http://d.hatena.ne.jp/debslink/20150524/1432457008

2016-03-31-00
▲ちゃんと動いた

IOSはGRUBのあと、何も表示しません。これが正常です。
以降はシリアルコンソールで対話式に操作を行います。いつものことですね。

■ConoHaへのデプロイ

ConoHa上にデプロイするには、イメージを直接IaaSへアップロードする方法はありませんので、以下の方法で行います。
1. Linuxインスタンスを起動します。
2. qemu-imgコマンドをインストールします。
3. vmdkファイルをscpで送り込みます。
4. qemu-imgでrawに変換します。※クラッシュする為、一旦ファイルに落とすこと
5. ddで/dev/vdaに書き込みます。

途中でext FileSystemがエラーを吐いてOSそのものが止まってしまいますが、構いやしません。
Virt-IOをdisableにした後起動すれば、一応OSは起動します。

■次はどれいきます?

VyOSとか平凡なので、次はvSRXあたりを試してみたいところです。
規模的に普通にiptablesベースの境界ルータを作っても良いのですが、やはりConoHaの本気を知りたくて…。(赤面
もちろん、AWS MarketPlaceに行けばF5 BIG-IPでも何でもあるので、意外とネットワーク機器の勉強にはなるのかも知れません。

あと地味にRT300iのCPUはMMX Pentiumだったので、ヤマハ vRTXとか期待してるのですが、出ないですかねー…。(遠い目)

お後がよろしいようで。