もし、何かしらThinkPadのBIOSに不具合を感じた時、通常BIOSアップデートを行う事となる。
しかし、ThinkPadのBIOSアップデートユーティリティではバージョンチェックをしており、ダウングレードが出来ないようになっている。
そこで、強制的に上書きする方法を紹介したい。
尚、日本語ではナレッジがなかった為、英語の複数サイトの情報を合わせたものである。 

■必要なファイルを集める。

まず、該当のThinkPadのBIOSをダウンロードし、事前に展開しておく。この際、C:\DRIVERS以下へ展開される筈である。
以下のファイル類を、1フォルダに集めておく。今回は便宜上、「Desktop\update」とする。 

以下、ThinkPadX201を対象として解説する。

phcomp.exe

ThinkPad BIOS modificationより、phcomp.exeをダウンロードする。
執筆時の該当プログラムのハッシュ値は、以下のとおり。
MD5 : 96F684DF058FC4FC4AF4F65D368EE4A9
SHA1 : 8E80903D6815F559A60D13CB89DC7515BAEDFF1D

BIOS本体

BIOS本体は、C:\DRIVERS\FLASH以下へ独自形式で圧縮された形で格納されている。
今回は、$01C2100.FL1が対象のファイルである。

アップデータ本体
アップデータも同じく、C:\DRIVERS\FLASH以下へ収録されている。
今回は「32bit」もしくは「64bit」フォルダが対象となるので、ご自身のThinkPadで稼働しているWindowsに合わせて選択していただきたい。

■アップデート方法

1. コマンドプロンプトを開き、該当の作業フォルダに移動する。
例)C:\> cd Desktop\update
 
2. BIOS本体を解凍し、書き込む事が出来るようにする。
>phcomp.exe /d $01C2100.FL1

PHComp v1.31 (c) 2001 Phoenix Technologies

Decompressing $01C2100.FL1 to $01C2100.FLh...
Out: 3192510 bytes 

3. 「$01C2100.FLh」というファイルが現れる為、拡張子を.ROMに書き換える。

4. アップデータ「WinPhlash64」を使用し、「$01C2100.ROM」を書き込む。

以上である。